ブタリ社は、高品質なボトルワインの生産および販売を目的として、イオアニス・ブタリス氏によって、1879年に創設されました。1906年にはナウサ地方にワイナリーとワインの小売店1号店が完成し、ギリシャ国内で初となる、「ボトルの赤ワイン」の販売が開始されました。このワインが「ナウサ・ブタリ」です。その後もブタリ・ワインは子や孫の代で更なる発展を遂げ、現在では国内6か所にワイナリーを保有し、輸出先は25か国にも上ります。輸出による売り上げは全体の40%を占め、ギリシャ国内のみならず世界中でブタリ・ワインは高い評価を得ています。
北ギリシャのマケドニアの中でも最も美しい土地の一つであるナウサで、ギリシャ国内で最も歴史のあるワイナリー、ブタリ・ワインは生まれました。 ナウサでは、長い間、ブドウの栽培は失われたままでした。しかしブタリ社は、ほとんど忘れられていたクシノマヴロ種の栽培方法を再度確立し保護しただけではなく、特別なワインを作ることによって、この品種とこのPDO地域のプロモーションを確立したのです。ブタリ社はこの地でいくつかの選ばれた生産者によるグループを作り、その生産者が有するブドウ園の管理を始めました。これにより、ギリシャワインの基準のモデルとなるような品質に関する格付けが進んでいきました。
13回目の受賞となる「インターナショナル・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー2010」や「ヨーロピアン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー2008」などは、ブタリのワイン醸造チームが行っている優れた仕事と品質重視の姿勢を証明するものなのです。