タムナズ・ワインはコルタベビス・マラニ(URL)が作る新しいブランドで、様々な地域のブドウを組み合わせるなど、同地の伝統にはとらわれないユニークな手法を取り入れてワインを作っています。 新しい手法を取り入れつつも、伝統的な技術の恩恵も最大限に活用するタムナズ・ワインは ジョージアワインの新しい可能性と期待を秘めたワイン生産者です。
ワイナリーは、古いカヘティアの建築様式を用いて建てられました。そのため、異なるサイズのクヴェヴリを使っており、それぞれのクヴェヴリが発酵と貯蔵の両方に使用されています。ワインはろ過せず、瓶詰めの前に直接デカンテーションの技術を使うだけです。ワインの生産サイクルはすべて手作業で行われています。
セラーでの作業はすべて太陰暦に合わせ、圧搾、かき混ぜ、クヴェヴリの開放、瓶詰めを行います。
ジョージアは何世代にもわたって、ワイン発祥の地であることを誇りとしてきました。首都トビリシを見下ろすマザー・ジョージア像は、片手に剣、もう片方の手にワインカップを持ち、ジョージアの人々の自由を守る情熱と、温かいもてなしの心を象徴しているのです。世界最古のワイン生産国であることは、現在、考古学的な調査によって証明されつつあります。
2015年、農業の歴史を研究する科学者たちが、グルジア南東部の考古学的発掘で8000年前の古代土器を発見しました。この新石器時代の遺跡は、グルジア国立博物館とトロント大学の共同プロジェクトで行われたものです。
この土器に含まれる残留物(ブドウやブドウの種の跡)を分析した結果、紀元前6000年頃と判明しました。これにより、古代ジョージアがブドウのワイン醸造を行った最初の場所であることが判明したのです。ジョージアのワイン醸造は、文字が発明される3000年前、鉄器時代が始まる5000年前から行われていたことが分かりました。