ワイナリーについて
チョナズ・マラニはジョージア・カヘティにある家族経営のワイナリーです。 “自然なワインを作る”という長い伝統を守り、世代を超えて受け継がれる カヘティの伝統的な技術を継承したワイン造りを続けています。ワインは、家族が所有するブドウ畑で栽培されたブドウから生産されています。葡萄畑はビオ・オーガニック・ルールに従って管理されており、ブドウ畑の管理、ブドウの栽培、ワインの醸造、瓶詰めは、家族のメンバーによって行われています。
チョナズ・マラニのブドウ畑は、ツィナンダリ保護地区のクルドゲラウリ村にあり、標高は550mで、その面積は2ヘクタールです。栽培するブドウ品種は、その土地の性質や土壌の組成に適したものを使用しています。カヘティアン・ムツヴァネ、ルカツィテリ、サペラヴィが栽培されており、 ジョージアの伝統的な醸造方法であるクヴェヴリを用いてワインを作っています。 チョナズ・マラニのブランドはジョージアでは人気を博し、アメリカやヨーロッパの各国にも 輸出されるようになりました。
チョナズ・マラニの畑では、9月末にヴィンテージが始まります。ヴィンテージ開始前にブドウの成熟度をチェックし、収穫に最適な時期を選びます。収穫されたブドウは、ブドウ畑からセラーに運ばれ、その後、特殊な機械でクヴェヴリに圧搾されます。発酵が終わると、クヴェヴリは春まで地面や川の砂で覆われ、閉じられます。
4月の最初の10日間、私たちはクヴェヴリを開け、ワインを試飲し、研究所で二次分析を行います。その時、ワインからチャチャ(ブドウの皮と茎)を分離し、ワインを清潔な新しいクヴェヴリに移し、そこでワインを自然熟成させてからボトリングするのです。ワイン作りは、伝統的にジョージアのポリフォニック (多声)な歌とともに行われ、家族にとって不可欠なものであり、ワインの試飲と一緒に行われます。ワイン作りは、家族の暮らしに深く根付いているのです。